親の介護と自分の人生の両立に悩み始めた時に
親の介護と自分の人生の両立に悩み始めた時に
親の歩き方が少し遅くなった。階段を上がる時に手すりをしっかり握るようになった。物忘れが前より多くなった気がする。小さな変化だけれど、確実に年を重ねていることを感じる瞬間が増えてきた。
いつかは来ると分かっていたことなのに、いざその兆候を感じると心の準備ができていない自分に気づく。このまま元気でいてくれるのか、それとも近い将来、介護が必要になるのか。考えても答えは出ないけれど、頭から離れない。
自分にも仕事があり、家庭がある。やりたいことも、やらなければならないこともある。親を大切に思う気持ちと、自分の人生を諦めたくない気持ちの間で揺れている。どちらも本当の気持ちなのに、まるで矛盾しているような罪悪感を覚える。
周りを見れば、すでに介護を経験している人たちがいる。仕事を辞めた人、距離を調整しながら続けている人、兄弟で分担している人。みんなそれぞれに悩みながら、自分なりの答えを見つけているように見える。
でも、正解なんてないのかもしれない。その時その時の状況に応じて、できることをできる範囲でやっていくしかない。完璧な介護も、完璧な人生設計も存在しない。大切なのは、自分も親も無理をしすぎないことかもしれない。
今できることから始めてみる。親との会話を増やす、健康状態を気にかける、介護に関する情報を少しずつ集める。いきなり全てを抱え込む必要はない。段階的に、少しずつ準備していけばいい。
一人で抱え込まないことも大切だ。兄弟がいれば相談する、いなければ親戚や友人、地域のサービスに頼ることもできる。助けを求めることは恥ずかしいことではない。むしろ、長期的に介護を続けるために必要なことだ。
親も、子どもに迷惑をかけたくないと思っているかもしれない。お互いの気持ちを率直に話してみることで、これからの道筋が見えてくることもある。一緒に考え、一緒に決めていくことで、お互いにとって良い選択ができるはずだ。
今日の教訓
介護と人生の両立に完璧な答えはない。その時々でベストを尽くせばいい。
一人で抱え込まず、周りの人やサービスを頼ることも大切な選択肢。