「今日どうだった?」「お疲れさま」「明日の予定は?」

毎日交わす会話が、いつの間にか決まり文句になっていた。

結婚した頃は、話すことがたくさんあった。お互いのことを知りたくて、一緒にいることが楽しくて、何気ない話でも盛り上がれた。でも今は、なんだか会話することが義務みたいに感じる。

話さなきゃいけない気がする。でも、特に話したいことがあるわけでもない。それで、とりあえず当たり障りのない話をして、「今日も会話した」という安心感を得ようとしている。

相手も同じように感じているのかもしれない。お互いに「会話をしなければ」という義務感で話している。それって、なんだか悲しい。

でも、これって普通のことなのかもしれない。

一緒に暮らしていると、毎日劇的な出来事があるわけじゃない。特別話したいことがない日もある。そういう時に無理に会話を作ろうとすると、かえって不自然になる。

義務感で話すくらいなら、黙っていた方がいいのかもしれない。一緒にテレビを見て、時々笑い合う。それだけでも十分なコミュニケーションなんじゃないだろうか。

会話が義務になってしまったのは、もしかしたら「夫婦は会話するべき」という思い込みがあるからかもしれない。でも、関係の形は人それぞれで、必ずしも言葉でのやりとりが多くなくても、お互いを大切に思っている気持ちは伝わるものだと思う。

朝のコーヒーを入れてくれる。疲れている時にそっとしておいてくれる。好きなお菓子を買ってきてくれる。そういう小さな優しさが、実は一番のコミュニケーションなのかもしれない。

会話が弾む時は自然に話せばいいし、特に話すことがない時は無理をしなくてもいい。それでお互いが楽になるなら、それもありなんじゃないかと思う。

結婚生活って、毎日が特別である必要はない。平凡な日常を一緒に過ごせることそのものが、実は幸せなことなのかもしれない。

今日の教訓

夫婦の会話に正解はない。無理に盛り上げようとするより、お互いが自然でいられる関係を大切にしていこう。言葉以外のコミュニケーションもきっとある。