いつも一緒にいるし、よく連絡も取り合う。周りから見れば仲の良い友人関係のはずなのに、なぜかいつも心のどこかで身構えている自分がいる。

相手は悪い人じゃない。むしろ優しいし、気も遣ってくれるし、一緒にいて楽しい時間も多い。でも、なんというか、本当の自分を見せていいのかわからない感じがずっとある。

あの時気づいたのは、その人の前では無意識に「良い自分」を演じていることだった。ちょっとした愚痴や弱音を言うのをためらったり、相手が喜びそうな話題を選んで話したり。そうやって関係を維持しようとしている自分がいた。

たとえば、疲れていても「疲れた」と言えない。機嫌が悪い日でも、いつものテンションで接しようとしてしまう。相手に気を遣わせたくないという思いもあるけれど、それ以上に「嫌われたくない」という気持ちが強かった。

でも、そんな風に気を張り続けていると、だんだんと疲れてくる。一緒にいる時間が長くなるほど、なんとなく息苦しさを感じるようになった。

親しい関係だからこそ、お互いに素の部分を見せられるはずなのに、なぜかそれができない。相手も同じように感じているのか、それとも自分だけがこんな風に思っているのか。それさえもわからない。

もしかしたら、その関係は「親しい」というより「慣れている」だけなのかもしれない。お互いのことをよく知っているつもりで、実は表面的な部分しか見せ合っていないのかもしれない。

安心できる関係というのは、完璧な自分でいなくても受け入れてもらえる関係なのかなと思う。調子の悪い日は調子が悪いと言えて、それでも変わらずに接してもらえるような。

今日の教訓

仲が良いはずなのに安心できない時は、もしかしたら本当の自分を隠しすぎているのかもしれない。