「今度の週末、時間ある?」

そう聞かれた瞬間、心の中で「うーん...」という気持ちが湧く。別に嫌いな人じゃないし、たまに会うのは悪くない。でも、今はなんとなく気乗りしない。

家でゆっくりしたいとか、一人の時間が欲しいとか、そんな気分の時もある。でも、そう伝えるのがなんだか申し訳なくて、結局「大丈夫だよ」と答えてしまう。

約束した後で、なんで断れなかったんだろうと後悔する。相手は喜んでくれているし、今更キャンセルするわけにもいかない。でも、だんだんその日が近づいてくると、憂鬱な気持ちになってくる。

あの頃の自分は、断ることで相手を傷つけてしまうんじゃないか、嫌われてしまうんじゃないかと、いつも心配していた。「いい人」でいたいという気持ちが強すぎて、自分の正直な気持ちを後回しにしてしまう。

でも、無理して会っても、結局お互いにとって良い時間にならないことが多かった。自分が乗り気じゃないと、どうしても会話も弾まないし、相手にもその空気は伝わってしまう。

断ることは、相手を拒絶することじゃない。ただ、今はそのタイミングじゃないというだけ。そう思えるようになってから、少しずつ正直に伝えられるようになった。

「ごめん、今週はちょっと疲れてて」「また今度でもいい?」そんな風に、理由を添えて伝えてみると、意外と相手も理解してくれることが多い。みんなも同じような気持ちになることがあるから。

無理して会うより、本当に会いたい時に会う方が、お互いにとって楽しい時間になる。そんな関係の方が、長く続くような気がしている。

今日の教訓

断ることも、お互いを大切にする方法の一つかもしれない。